井関農機「ヰセキ FM468」など3車種155台をリコール…駐車ブレーキが作動しなくなるおそれ
井関農機は、ヰセキ FM468など3車種の駐車ブレーキの製造工程が不適切なため、スプリングピンが完全に抜け、駐車ブレーキが作動しなくなるおそれがあるとして、2024年10月9日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2023年8月24日~2024年4月25日に製造された155台。
今回リコールの対象となるのは、2023年8月24日~2024年4月25日に製造されたヰセキ FM575、FM475、FM468の3車種155台。
不具合の箇所は、駐車ブレーキ。製造工程が不適切なため、駐車ブレーキペダルとブレーキアームを連結するスプリングピンが抜け出すことがある。そのままの状態で使用を続けると、スプリングピンが完全に抜け、駐車ブレーキが作動しなくなるおそれがある。
これまでに不具合、事故ともに発生していない。社内からの情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両のスプリングピンを正規のものに交換する。使用者には直接電話またはダイレクトメール等で連絡し、改善実施済車には、型式銘板の近傍にNo.5548のステッカーを貼付する。