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トーヨータイヤ、小型EVトラック専用タイヤ「ナノエナジー M151 EV」「ナノエナジー M951 EV」が2024年度グッドデザイン賞を受賞

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トーヨータイヤ、小型EVトラック専用タイヤ「ナノエナジー M151 EV」「ナノエナジー M951 EV」が2024年度グッドデザイン賞を受賞

TOYO TIRE(トーヨータイヤ)は10月16日、小型EVトラック専用タイヤ「NANOENERGY M151 EV(ナノエナジー エム イチゴイチ イーブイ)」と「NANOENERGY M951 EV(ナノエナジー エム キューゴイチ イーブイ)」が、シリーズとして2024年度グッドデザイン賞を受賞したと発表した。

今回受賞したタイヤシリーズは、同社初の小型EVトラック専用タイヤ。夏タイヤ・冬タイヤの2商品を開発し、全てのシーズンに対応した。

2商品は、EV特有の高トルクによる早期摩耗を抑制するため、EV専用非対称トレッドパターン(※)を採用し、リブ(縦溝)パターンにより耐摩耗性能、ブロックパターンによりトラクション性能を両立させた。独自のプロセス技術「Nano Composite Polymer(ナノ・コンポジット・ポリマー)」を用い、ゴムコンパウンドのエネルギーロスを低減して最適なコンパウンドを設計し、転がり抵抗の低減と耐摩耗性能の両立を目指した。

ナノ・コンポジット・ポリマーは、Nano Balance Technologyの「ナノ加工」の、コンパウンド作製前に固形ゴム中のフィラー構造を最適化する独自技術により同社が2018年3月に確立したポリマー。フィラーの凝集塊が飛躍的に低減して、均一で高度に分散されたフィラー状態を確保し、従来に比べエネルギーロスを抑制できるゴム配合技術に成功した。

輸送業界のEV化に伴う需要にデザイン面からアプローチした点と、性能向上と耐久性向上を高次元で両立した点が評価された。

※タイヤのトレッド部に刻まれている溝や切り込み

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