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いすゞ、BEVフルフラット路線バス「エルガEV」郊外型モデルを発売。バスで初めてのメンテナンスリース「EVisionプレイズムコントラクト」を導入

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いすゞ、BEVフルフラット路線バス「エルガEV」郊外型モデルを発売。バスで初めてのメンテナンスリース「EVisionプレイズムコントラクト」を導入
エルガEV郊外型(イメージ)

いすゞ自動車は、5月に発売したバッテリーEV(BEV)路線バス「エルガEV」シリーズに、中距離のバス路線に適した郊外型モデルを新たに追加して販売開始したことを発表した。エルガEVでは、小型BEVトラック「エルフEV」で好評のトータルソリューションプログラム「EVision(イービジョン)」を採用。BEVの導入検討時から充電機器の導入、運行可視化・充電管理などの運用に伴う課題解決から、導入後のCO₂排出量の削減量などの効果検証まで、ワンストップで安定運行を支える。

エルガEVの特長

郊外型レイアウト

車両全体の乗車定員数を重視した都市型レイアウトに対し、完全フルフラットの床形状はそのままに、中距離の路線に向け、着席定員を最大限確保した郊外Ⅰ&Ⅱ型の設定が追加された。郊外Ⅰ型は右側前方2脚、郊外Ⅱ型は右側前方4脚をそれぞれ2人掛けに変更し、着席定員数が拡大された。

郊外型シート配置(Ⅰ型)
郊外型シート配置(Ⅱ型)

EVisionプレイズムコントラクト

BEVはエンジン音や排気音などがなく、走行中の異音や振動など五感で車両の異常・故障を検知しにくいため、従来のディーゼル車以上に車両のコンディションの把握が重要となる。

エルガEVシリーズはバスとして初めていすゞ独自のコネクテッドサービス「PREISM(プレイズム)」を採用し、車両コンディションを遠隔で把握することが可能になった。本サービスを応用することで、同じくバスとしては初となるBEV専用フルメンテナンスリース商品「EVisionプレイズムコントラクト」にて車両を提供し、安定した稼動を支える。

具体的には、事務所などの離れた場所からでもバッテリーの充電残量・充電進捗・劣化状況、航続可能距離などの車両コンディションをモニターでき、BEV関連装置を含む不具合・故障の検知が可能。契約期間中は、高電圧バッテリーを含むBEV固有部品もフルメンテナンス対象として高度純正整備を提供する。また、万一の故障の際は、いすゞサービス工場が遠隔車両情報を活用し、追加費用無しで迅速に修理対応する。さらに、EVisionプレイズムコントラクトは充電機器本体・設置工事費も含めたパッケージでのサービス提供も可能。

充電マネジメントサービス

BEV路線バスの運行は急速充電器による充電が前提となるため、バス事業者における施設電力のデマンドがピーク値を超過することにより、増大する基本料金の抑制といった課題が発生する。このような電力課題へのソリューションとして、PREISMに加え、顧客の施設側のエネルギーマネジメントシステムとの連携も可能な商用車情報基盤「GATEX」を利用して、運行計画と施設の電力デマンドに基づいた充電計画の策定と、それに基づいた充電管理を可能とする充電マネジメントサービス(一部別契約・有償)の提供も予定されている。

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