独アウディ、新型「Q6スポーツバックe-tron」発表。4タイプのモデルでラインアップ拡充
独アウディは10月14日、新型EV「Audi Q6 Sportback e-tron(スポーツバックeトロン)」を発表した。
Q6スポーツバックe-tronは、2種類のバッテリーサイズと2つの駆動バリエーションを用意。
バッテリーは、エントリーモデルでも83kWhの高電圧バッテリー(正味容量:75.8kWh)、パフォーマンスモデルでは総容量100kWh(正味容量:94.9kWh)の大型バッテリーを搭載。駆動バリエーションは後輪駆動と四輪駆動を用意する。
後輪駆動のQ6スポーツバックe-tronは、185kW(252PS)の出力を持ち、ローンチコントロールモードでは、0–100km/h加速を7.0秒で達成。一充電走行距離は、最長545km。
Q6スポーツバックe-tronパフォーマンスは、出力は225kW(306PS)で、ローンチコントロールモードでは0–100km/h加速を6.6秒で達成する。全長4,771mm、全幅1,965mm(ミラーを除く)、全高1,665mmとSUV仕様よりも37mm低く、空気抵抗係数0.26(SUV仕様は0.28)という空力的なボディデザインが特徴。一充電走行距離は最長656kmを実現する。
四輪駆動のQ6スポーツバックe-tronクワトロは、システム出力285kW(387PS)で、0–100km/h加速を5.9秒で実現する。一充電走行距離は最長636km。
四輪駆動のSQ6スポーツバックe-tronは、前後軸に2つの電動モーターを搭載し、システム出力は360kW(489PS)。ローンチコントロールモードでは、4.3秒で100km/hに到達する。一充電で607kmの走行が可能。
Q6スポーツバックe-tronの3つのバリエーションは、最高速度を210km/hに固定しており、SQ6スポーツバックe-tronは、最高速度230km/hとなっている。
高度なHVバッテリーのサーマルマネージメントシステムと800V電気システムにより、高い充電性能を持つ。
Q6スポーツバックe-tronパフォーマンスは、最大270kWの充電出力をもつ高速充電ステーションを利用すると、10分で最長265kmの一充電走行距離を充電できる。Sモデルも最大270kWで充電可能で、リヤ駆動のバリエーションでは、100kWhバッテリー搭載モデルが最大260kW、83kWhバッテリー搭載モデルが最大225kWで高速充電ができる。
デザインは、「スポーティなキャラクターを強調する印象的な外観デザイン」が特徴。511リットルのラゲッジコンパートメントと64リットルのフロントトランク(フランク)を備え、リヤシートを折りたたむと、ラゲッジ容量は最大1,373リットルまで拡大する。
2,899mmの長いホイールベースにより、室内スペースがリヤシートに及ぶまで十分に確保されており、25リットルの収納スペースも備えている。Q6スポーツバックe-tronクアトロは最大2,400kg(その他の駆動仕様は2,000kg)の牽引能力を持つ。
Q6スポーツバックe-tronとSQ6スポーツバックe-tronは、同社のインゴルシュタット本社工場で製造され、2024年から2025年にかけてオーダー可能となる予定。
※装備、諸元データは、いずれもドイツで販売予定のもので、日本仕様とは異なる