トヨタ「カローラ ツーリング」など3車種約11.5万台の改善対策を提出…予測より制動停止距離が伸びるおそれ
トヨタ自動車は、カローラ ツーリングなど3車種のブレーキアクチュエータ用制御コンピュータに不具合があり、一時的に意図どおりの制動力を得られず、予測より制動停止距離が伸びるおそれがあるとして、2024年11月21日、国土交通省物流・自動車局長に改善対策届を提出した。改善対象車は、2022年8月24日~2024年11月7日に製造された11万5,206台。
今回改善対策の対象となるのは、2022年8月24日~2024年11月7日に製造されたトヨタ カローラ、カローラ スポーツ、カローラ ツーリングの3車種11万5,206台。
不具合の箇所は、ブレーキアクチュエータ用制御コンピュータ。制御プログラムの検討が不十分なため、旋回制動時にブレーキ油圧を適切に調整できないことがある。一時的に意図どおりの制動力を得られず、予測より制動停止距離が伸びるおそれがある。
これまでに不具合、事故ともに発生していない。社内からの情報により発覚、2024年9月20日付け届出番号「698」で改善対策届出を行ったが、対象車種の追加の必要性が判明したため、再度届け出た。対策として、全車両のブレーキアクチュエータ用制御コンピュータのプログラムを対策仕様に修正し、車台番号の4桁目の上に黄色ペイントを塗布する。
使用者には、ダイレクトメール等で通知し、日整連の機関誌・自社ホームページにも掲載する。