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スズキの新型「スイフト」にヘンケルの高減衰構造用接着剤を採用

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スズキの新型「スイフト」にヘンケルの高減衰構造用接着剤を採用

ヘンケルの日本法人であるヘンケルジャパンは4月9日、同社が開発する高減衰構造用接着剤「TEROSON(テロソン) HDSA」がスズキの新型「スイフト」に採用されたと発表した。

テロソンHDSAは、振動を抑制し、接合部の性能と耐久性を高める熱硬化タイプの1液型接着剤。従来の自動車開発では、ボディの振動を抑えるために補強部品の追加や板厚の増加を行っていたが、車体重量の増加が懸念されていた。同接着剤を使用することで、車体補強や板厚の増加なしでも振動低減効率の向上が期待できる。

同接着剤は、新型スイフトのフロアパネルと骨格の溶接部に採用。車体重量を維持したまま、パワートレインから伝わる振動騒音やロードノイズとの共振を抑制し、車両のNVH性能(ノイズ、振動、ハーシュネス)を高める。

同社は、車体重量削減によるCO2排出量低減を進め、商品性と乗り心地の向上を目指す。

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