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クルマのスペシャリストと呼ばれた「整備士」の現状|外国人雇用は人手不足の解決策になるか?

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クルマのスペシャリストと呼ばれた「整備士」の現状|外国人雇用は人手不足の解決策になるか?
(※画像はAdobe Stockより)

自動車整備士がいなければ、安全に車を運行できない。自動車乗りであれば、誰しもが考えるであろう。自らカスタマイズすることはできても、安心して乗ることができるような整備・点検は、国家資格である整備士の仕事である。

だが、近年、整備士の世界には暗雲が垂れ込めている。技術の進歩という側面もあれば、時代の流れに伴う自動車需要の変化という側面も否めない。1960年代に始まったマイカーという概念も、カーシェアやライドシェアの登場で崩壊しつつある。

そのような時代の中で、かつて車のスペシャリストといわれた自動車整備士の現状はどうなっているのだろうか。元整備士として現場を見てきた筆者の主観も踏まえて迫っていこう。

人手不足は深刻化、求められる知識は増える一方

著者
久保田幹也

合同会社字遊堂 代表社員。3級自動車ガソリン・エンジン整備士免許取得。整備士退職後にWebライターとして活動を開始し、現在はWeb・紙を問わずライティング全般を請け負う。「黙れ。座れ。書け。」の信念で、自走・自活できるクリエイター育成にも取り組んでいる。実は自動車よりバイクのほうが運転歴が長い。

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