BYD、タイにEVの新工場開設。年間生産能力は15万台
BYDは7月4日、タイで電気自動車(EV)の新工場を完成させ、竣工式を行った。同社として、東南アジアにEV工場を開設するのは初めて。
年間生産能力は15万台。プレス加工、塗装、溶接、最終組立を実施するほか、自動車部品の生産をする。雇用人数は1万人を見込む。
800万台目の新エネルギー自動車としてドルフィンモデルをロールオフし、式典でメーファールアン財団に引き渡された。
同社は近年、海外でのプレゼンスを大幅に拡大。2023年の輸出台数は、前年比337%増の24万3000台に達した。今年上半期は、全世界で前年同期比28%増の160万7000台の新エネルギー車を販売。そのうち、輸出台数は20万3000台を超え、前年同期比173.8%の伸びを示した。
現在、同社の新エネルギー車は世界88の国と地域で販売されており、タイ、ブラジル、ハンガリー、ウズベキスタンに乗用車の生産拠点が設けられている。