大日本印刷、ミックウェアと資本業務提携。モビリティ事業拡大を目指し
大日本印刷(以下DNP)とミックウェアは8月30日、モビリティ事業の拡大に向けた資本業務提携契約を締結した。
DNPは、自動車関連の情報サービスなどのDX(デジタルトランスフォーメーション)は、電動化と並ぶ競争軸となり、今後、車内外の双方向通信機能を持つソフトウェアで制御する自動車「SDV(Software Defined Vehicle)」の実装が加速すると見込んでおり、注力事業領域の1つに「モビリティ・産業用高機能材関連」を掲げている。
ミックウェアは、ナビゲーションシステムを中核として、各種情報や音楽等のマルチメディアへアクセスできる車載インフォテイメントやコネクテッド基盤を開発している。
今回の業務提携により、車載インフォテイメントやコネクテッド基盤を開発するミックウェアの強みと、DNPの情報システムやスマートコミュニケーション技術を連動させてモビリティ領域のDXを推進し、事業の拡大を図る。
業務提携内容は以下の通り。
1.両社の技術・知見・人材を相互に活用して自動車向けソフトウェアを開発
今後も市場の拡大が予測される自動車関連の各種ソフトウェア開発について、両社のリソースを相互に活用することで、事業領域および規模の拡大につなげていく。
2.両社の協業によって新たな事業を開発
両社が保有するデジタルデータやICT開発関連の強みを掛け合わせて、新たな事業の構築を目指す。コネクテッド技術によって広がる、車両からの映像データを活用したデジタルコンテンツ作成の研究開発(R&D)などを推進する。
3.両社の製品・サービスに関する事業展開を支援
両社の製品・サービスを共同で販売。例えば、DNPの統合コックピット向け表示部材の販売の拡大や、ミックウェアのソフトウェアおよびサービスの海外展開を推進する。