ヒョンデとシュコダ、水素モビリティ・エコシステムの確立に向けて協力へ
Hyundai Mobility Japan(ヒョンデ)は9月20日(現地時間)、チェコ共和国・プラハで開催された韓国・チェコビジネスサミットで、水素モビリティ・エコシステムの確立に向けた協力を開始するための覚書(MOU)に署名した。
シュコダグループは、路面電車、郊外電車ユニット、地下鉄、電気バスおよびトロリーバス、輸送システムの制御・駆動システムなど、さまざまな公共交通機関の車両と部品を製造しているチェコの企業。チェコ、フィンランドおよびトルコの複数の生産拠点のほか、ドイツ、イタリア、オーストリア、ベルギー、ポーランド、ハンガリー、ウクライナにも事業部門を有している。
今回両社が署名した覚書は、水素燃料電池システムとその技術の導入に関する研究、モビリティ関連のプロジェクトと製品のためのエネルギー効率の高いソリューションの導入に関する研究、モビリティを超えた水素システムとバリューチェーンの機会の探求に関するもの。
両社は今後、覚書に基づく活動の一環として、ヒョンデが燃料電池システムとその技術を共有することで、チェコ共和国を含めシュコダグループが事業を展開する世界市場において環境にやさしいモビリティの加速を支援する可能性を探る。
両社は、燃料電池システムの応用について、モビリティにとどまらない多様な利活用を目指すとしている。ヒョンデは、モビリティとエネルギーの両部門でさまざまな水素応用の運用における世界的な専門知識とインサイトを活用し、エネルギー転換支援において極めて重要な役割を果たす準備ができているとしている。