ダイハツ、国土交通省による基準適合性の検証結果を公表。3車種で基準不適合
ダイハツ工業の認証不正問題で、国土交通省は6月25日、基準適合性に関する検証結果を公表した。
道路運送車両法の基準に適合していると判断されたのは、以下の既に生産を終了した7車種と、現行エンジン1種、生産終了エンジン2種。
・生産終了車種
ダイハツ ミラ トコット / ブーン / キャスト / ムーヴ
トヨタ パッソ / ピクシス ジョイ
スバル ステラ
・現行エンジン
1KR-FE原動機(搭載車種:ダイハツ トール / トヨタ ルーミー※ / スバル ジャスティ)
※過去「ルーミー」は「タンク」という名称でも販売
・生産終了エンジン
1KR-FE原動機(搭載車種:ダイハツ ブーン / トヨタ パッソ)
EF原動機(搭載車種:ダイハツ ミラ / ダイハツ ムーヴ / ダイハツ オプティ)
HD原動機(搭載車種:ダイハツ アプローズ)
基準不適合が判明したのは、ダイハツ グランマックス トラック、トヨタ タウンエース トラック、マツダ ボンゴ トラックの3車種。いずれも、2024年1月26日に、国土交通省の行政処分で型式指定が取り消されている。
同公表により、同社による不正のあった全ての車種・エンジンに対する、国土交通省による基準適合性の技術的な検証が完了した。
基準に適合しなかった3車種については、不正とは別に、「後面衝突時における燃料漏れ防止の基準」における基準適合性に関する確認試験の中で、バッテリーの固定具が外れ、所定位置を保持できなくなるおそれがあることが判明。現時点で事故情報は把握していないが、国交相の指導のもと、速やかに市場措置の準備を進めていくとしている。