BMW、i7やiXなどEV6車種13モデルにV2LとV2H機能を搭載。双方向充電が可能に
ビー・エム・ダブリュー(BMW)は8月1日、電気自動車(EV)モデルの「iX1」「iX2」「i5」「i5ツーリング」「i7」「iX」に、V2LとV2H機能を搭載すると発表した。
同社は、2012年に発表した「i3(アイスリー)」から本格的にEVを導入。現在では、19モデルの電気自動車をBMW正規ディーラーおよびMINI正規ディーラーを通じて販売している。同社は2030年までに世界での販売台数の半分をEVにすることを目標としている。
今回、日本に導入されている6車種13モデルに、車両に蓄えた電気を電気機器に利用できる「V2L(ビークル・トゥ・ロード)」(※)と、車両に蓄えた電気を家庭用電源に利用できる「V2H(ビークル・トゥ・ホーム)」機能を搭載。
車両に搭載したリチウム・イオン・バッテリーに電気を蓄え、蓄えられた電気でモーターを駆動する。バッテリーには大容量の電気を蓄えられ、急速充電規格の「CHAdeMo(チャデモ)」に専用機器を接続することで、車両に蓄えた電気をV2LおよびV2H機能により利用できる。
対象となるモデルは以下の6車種13モデル。
・iX1 eDrive20
・iX1 xDrive30
・iX2 xDrive30
・i5 eDrive40
・i5 M60 xDrive
・i5 eDrive40 Touring
・i5 M60 xDrive Touring
・i7 eDrive50
・i7 xDrive60
・i7 M70 xDrive
・iX xDrive40
・iX xDrive50
・iX M60
V2H機能は、2024年7月生産分以降のモデルには搭載されており、それ以前のモデルはソフトウェアアップデートが必要な場合がある。
MINIについては、MINI COOPER E、MINI COOPER SE、MINI ACEMAN E、MINI ACEMAN SE、MINI COUNTRYMAN E、MINI COUNTRYMAN SE ALL4に、発売当初からV2L & V2H機能が備わっている。
※V2H機能による家庭の電源ネットワークへの給電は、災害等による停電時に限られる。