豊田自動織機、伊藤忠商事らとフィジカルインターネット事業化に向けた覚書を締結 ほか|【物流の2024年問題】動向タイムライン
【物流の2024年問題とは?】
2024年4月から、働き方改革によるトラック・バス・タクシードライバーの時間外労働の上限規制が適用された。これまで長時間労働が常態化していた物流業界の労働環境を改善し、人手不足の解消につながるとされているが、物流の現場ではさらなる人材不足の加速や輸送能力の低下といった新たな課題が生まれ、業界内での協業やDX化などさまざまな対策が講じられている。
【物流の2024年問題】動向タイムライン
2024年5月▶豊田自動織機、伊藤忠商事らとフィジカルインターネット事業化に向けた覚書を締結
2024年5月▶三菱ふそうトラック・バス、Hacobu社のHacobuの動態管理サービス「MOVO Fleet」と車両データの連携を開始
2024年5月▶椿本チエイン、「アークチェーンアクチュエータ」を開発。アーチ状ジップチェーンでトラックのウイングボディ開閉機構に採用
2024年4月▶三菱ふそう、社員をバス運転手として派遣へ
2024年4月▶ファミマとローソン、共同配送へ
2024年4月▶三菱重工、トラックへの荷積み自動化の実証実験を完了、実運用を開始
2024年1月▶ホームロジスティクス(ニトリホールディングスグループの物流企業)、富士通の配送最適化技術を活用した配送ルート作成の運用を開始
2024年3月▶モス、2024年問題対策を強化。早朝無人納品などで物流効率を向上
2024年2月▶ファミマとコカ・コーラ、トラック共同活用で協業。海老名市エリア中心に展開
2023年6月▶国の「持続可能な物流の実現に向けた検討会」、トラックの輸送能力が2024年に14.2%、2030年には34.1%不足する試算を発表
2019年4月▶働き方改革の一環として、時間外労働の上限規制が労働基準法に規定・適用される。建設業、物流、医業では、業務の特性や取引慣行の課題があることから適用が5年間猶予された