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サスペンションをめぐる、12の素朴な疑問

Ask for engineer

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Q7:アフターマーケットパーツの市場では、ストラットタワーバーとかロワーバーなど、補強を目的とした部品が数多く販売されています。多くがボルトオンで比較的容易に装着できますが、効果はあるのでしょうか。もしくは効果を引き出すために必要なことはありますか?また、もともと装着されていないのはなぜですか。

■Answer

ストラットタワーバーもロワーバーもボディの変形を抑制し、サスペンション支持剛性を高める機能部品。ボディのどの部分の剛性が低いかで効果も変わる。ストラットタワーバーを例にとると、ストラットタワーが左右同位相で動きピッチ寸法差が発生しないような動きなら左右をつないでも効果はなく、左右が逆位相でピッチ寸法差が大きい動きなら効果は大きい。

したがって、ストラットタワー間だけでなく、ダッシュにも止めてやればどんな動きに対しても効きやすくなる。ただし、ダッシュに止めるためにバーを曲げなければならないのでバーの剛性は低下する。量産車でもサスタワーバーやロワーバーを装着しているモデルもあるが、アドオンのパーツなしで必要な剛性を確保するボディ剛性設計が基本。一般走行では必要十分な剛性であっても、モータースポーツではさらに剛性を上げるニーズからアドオンで装着するのだろう。

Q8:右ハンドルと左ハンドルで、サスペンションのセッティングは違いますか。

■Answer

弊社の場合は右ハンドルと左ハンドルでセッティングを変える発想はない。ただし、仕向け要件では変えている(結果的に右ハンドルと左ハンドルで変わっているケースもある)。

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