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出来はいいが300万円軽乗用を誰が買う:日産・サクラ

『福野礼一郎のクルマ論評8』シナジーコンテンツ(11-02)

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出来はいいが300万円軽乗用を誰が買う:日産・サクラ

福野礼一郎さんの単行本『クルマ論評8』をよりお楽しみいただくために、試乗当日の写真を掲載しました。誌面で綴られている雰囲気が伝わりやすくなるでしょうか。単行本をお求めの方にもリンクを用意しておりますので、ぜひお手にとってご覧ください。

日産・サクラ
[Nissan Sakura]
試乗日:2022年9月20日

[G]
個体VIN:B6AW-0001352
車検証記載車重:1310kg(前軸590kg/後軸500kg)
試乗車装着タイヤ:ブリヂストン Ecopia EP150 165/55-15

(単行本書き出しより)
 ユーチューバーと評論家と媒体が一通り試乗し終わったあとにようやく乗るから「二番搾り」。とはいえ世間さまの評判をあれこれ読んで参考にするわけでもないので(→一切読まない)二番煎じの意味もあまりない。それでもなんとかここまで10年やってきた。あと10年は無理だろう。
 待ちに待ってやっと乗れた日産サクラ。
 ボディサイズは全高1655mm、ホイルベース2495mmで、3年前にNA+FF+CVT、BSG付きNA+FF+CVT、BSG付きターボ+4WD+CVTの3車種乗ったデイズと同じ。全高はデイズFFに比べるとおおむね5mm高いが、4WDよりは15mm低い。
 床下にはリーフ用のモジュールを流用した20kWhのリチウムイオン電池を搭載する——

福野礼一郎のクルマ論評8

巻数としては8ですが、判型を変えた単行本を含めるとシリーズとしては10冊目。
その間、いろいろな国のさまざまなブランドのたくさんのクルマに乗ってきました。
近年は電動化まっしぐら、モーター駆動にすべて置き換わるのか、純エンジン車は消滅するのか。
各種メディアが悲観的楽観的に取り上げていますが、クルマ論評/二番搾りの理想はまったく変わらず。
一貫した評価軸で今日も明日も新型車に乗り続けています。
今回の『クルマ論評8』では、以下の11台がテーマ車として取り上げられました。
果たしてこれらのクルマはどのような印象だったのか。ぜひお手に取ってご覧ください。

著者
福野礼一郎
自動車評論家

東京都生まれ。自動車評論家。自動車の特質を慣例や風評に頼らず、材質や構造から冷静に分析し論評。自動車に限らない機械に対する旺盛な知識欲が緻密な取材を呼び、積み重ねてきた経験と相乗し、独自の世界を築くに至っている。著書は『クルマはかくして作られる』シリーズ(二玄社、カーグラフィック)、『スポーツカー論』『人とものの讃歌』(三栄)など多数。

『福野礼一郎のクルマ論評8』

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