開く
TECHNOLOGY

日野自動車が開発した小型BEVトラック「日野デュトロ Z EV」キャブシャシモデル 。EV+FFで床面地上高400mmと従来の半分以下を実現|人とくるまのテクノロジー展 2024 NAGOYA

公開日:
更新日:
日野自動車が開発した小型BEVトラック「日野デュトロ Z EV」キャブシャシモデル 。EV+FFで床面地上高400mmと従来の半分以下を実現|人とくるまのテクノロジー展 2024 NAGOYA

「日野デュトロ Z EV」 キャブシャシモデル
(画像は日野自動車公式サイトより引用)

2024年7月名古屋で開催された「人とくるまのテクノロジー展 2024 NAGOYA」。会場では、日野自動車株式会社(本社:東京都日野市)のブースで駆動部が露わになったトラックが目を引いた。

展示されていたのは「日野デュトロ Z EV」 キャブシャシモデル。日野自動車が2022年から販売している小型BEVトラックだ。特に気になったのはトラックらしからぬ車体の低さ。担当するプロダクト推進部 PZ42主幹を務める高杉裕幸氏が説明してくれた。

TEXT&PHOTO:石原 健児(Kenji Ishihara)
主催:公益社団法人自動車技術会

EV+FF、レイアウトを工夫し床面地上高400mmを実現

高さは膝と同じくらい、驚くほどの低床化を実現

同サイズの一般的な小型トラックが床面地上高800mmから1,000mmであるのに対し、「日野デュトロ Z EV」(以下Z EV)では、運転席と荷台が一体となった構造の「ウォークスルーバンタイプ」で400mm、荷台部分が箱型の「アルミバンタイプ」で470mmと半分以下の床面地上高を実現した。高杉氏は理由はEV+FFと語る。

上から見た「日野デュトロ Z EV」 キャブシャシモデル
車体中央部にバッテリーを配置
リレーボックス、DC/DCコンバーター、オンボードチャージャー
著者
石原健児

取材ライター。
1966年東京生まれの北海道育ち。大学卒業後、イベント関連企業、不動産業を経て印刷業へ。勤務先のM&A・倒産をきっかけに2016年からライター業を始める。医療系WEB媒体、ビジネス誌「クオリタス」などで活動。医師、弁護士、企業経営者、エンドユーザーなどを対象に取材してきた。総取材人数はだいたい1500人。就学前までに自動車や転落事故で「九死に二生」位は得ていると思う。最近好きな言葉は「生きてるだけで丸儲け」。

人とくるまのテクノロジー展 2024 NAGOYA

PICK UP