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ホンダ、GMとの共同開発燃料電池システムでコスト1/3カットを実現。この夏発売の新型燃料電池車「CR-V e:FCEV」に注目集まる|人とくるまのテクノロジー展 2024 NAGOYA

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ホンダ、GMとの共同開発燃料電池システムでコスト1/3カットを実現。この夏発売の新型燃料電池車「CR-V e:FCEV」に注目集まる|人とくるまのテクノロジー展 2024 NAGOYA
ホンダとゼネラルモーターズ(GM) が共同開発した燃料電池システム。従来モデルと比べて、コストを3分の1に低減することに成功した。

ホンダの燃料電池技術は、自動車はもちろん、稼働率の高い大型モビリティや大型インフラの電源と、じつに多用途な展開を目指している。そんな中、「人とくるまのテクノロジー展2024 NAGOYA」で披露されたのが、ホンダ×GM共同開発燃料システムを搭載した新型燃料電池車「CR-V e:FCEV(シーアールブイ イーエフシーイーブイ)」だ。燃料電池の最新技術とその未来展望について話を伺った。

TEXT:庭野 ほたる(Hotaru Niwano)
PHOTO:村上 弥生(Murakami Yayoi)
主催:公益社団法人自動車技術会

この夏発売の「CR-V e:FCEV」搭載の燃料電池システムに注目集まる

新型燃料電池車「CR-V e:FCEV(シーアールブイ イーエフシーイーブイ)」に搭載

展示ブースでまず目に飛び込んできたのは、ホンダとGMが共同開発したという燃料電池だ。この燃料電池は、夏に日本で発売予定の新型燃料電池車「CR-V e:FCEV(シーアールブイ イーエフシーイーブイ)」で実際に搭載される。

水素タンクを2基搭載し、600kmの航続距離を実現

最新の燃料電池システムは、出力100kWを超え、従来の2倍以上の耐久性を持つ。気になる新型CR-Vの航続距離はおよそ600km、水素充填時間は3分、充電時間は2時間。この技術革新により、1/3のコスト削減と長時間使用が可能となった。

水素供給システムの進化
著者
庭野ほたる

愛知在住のライター。サービス業、営業職を経て、なぜか自動車・航空機の開発設計に携わることに。これまでに自動車の内装製品や、航空機の構造部品の設計を15年以上手がける。樹脂設計には10年以上関わっており、「ヒケ」という言葉を聞くと心拍数がちょっとだけ上がる。今はさまざまな生成AI(文章、画像、動画、音楽)にハマリ中。

人とくるまのテクノロジー展 2024 NAGOYA

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