大野ゴム工業:スーパーカブの補修部品で存在感を発揮【ジャパンモビリティショー2023】
ブーツといえば大野ゴム!という方はきっといらっしゃるはず。その同社が数年前から二輪車の補修部品に事業展開をしている。
[西3・4ホール 小間番号W3102]
大野ゴム工業といえばブーツやゲーターをはじめとするゴム部品。個人的にも「ブーツが破れたらまず大野ゴムの規格品から探す」という具合に信頼を寄せている。耐久性の高いのはゴムの性質が違うからですかときいてみたところ、もちろん添加物の配合などには同社の知見が多く盛り込まれているが、高温多湿で渋滞の多い、日本のシビアな条件で鍛えられたことも貢献しているという。
その大野ゴムが数年前より参入しているのが、二輪用のゴム/樹脂の補修部品。フロントフォークブーツ、ステップゴム、ホイールダンパーゴム(以上ゴム製品)、ハンドルグリップ、チェーンケースキャップ(以上樹脂製品)などを供給する。自動車用のゴム製品とは異なり、二輪車のゴム部品となると直射にさらされる環境にあるため要件は厳しくなりそう。新規参入でライバル勢を追いかける格好だけに、四輪での実績をもとにどれだけ存在感を発揮できるかが勝負だろうか。