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やまと興業:アルミパイプの極小曲げ技術、その美しさ【ジャパンモビリティショー2023】

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やまと興業:アルミパイプの極小曲げ技術、その美しさ【ジャパンモビリティショー2023】

小さなパイプがたくさん並ぶやまと興業のブース。その中にひときわ存在感を放っているのが、ここで紹介するアルミ極小曲げパイプである。
[西3・4ホール 小間番号W3102]

やまと興業は二輪の配管やケーブルなどを得意とするサプライヤー。同社のブースに提案品として展示されていたのが「極小曲げパイプ」である。装置から配管を直角に曲げたいとき、曲率を小さくすればスペース効率に優れるが、その「小さく曲げる」ということには難しさがつきまとう。たとえばアルミであれば外側は裂けやすく、内側にはしわがよりやすい。

やまと興業はベンダー(管を曲げるための機械)と工法により、曲率をパイプ径と同じ寸法の1.0DRを達成した。管を曲げる際には内部に詰め物を置くが、その「曲げながら詰め物を抜く」方法に工夫を凝らすことでこれを実現したという。もともとは鉄管において限界とされている0.6DRの実績を、今回のアルミ管にも適用した格好だ。

ジャパンモビリティショー2023:テクノロジーレポート

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