日本板硝子:30数年ぶりのモーターショー出展! ガラスで高機能を提供する【ジャパンモビリティショー2023】
日本板硝子は世界最大級の硝子メーカー。欧州ではピルキントンというブランドで展開。快適空間の創造・地球環境の保護・情報通信分野、3つの分野に貢献している。
[西3・4ホール 小間番号W4123]
TEXT&PHOTO:松沼 猛(Takeru MATSUNUMA)
日本板硝子は4Dを企業戦略の中心としている。4つのDはDecarbonization(地球温暖化対策→MobilityのCO2削減への貢献)・Diversity(グローバリゼーション→多様な価値観への製品提供)・Digital(高速通信化・自動運転→次世代マルチメディア・コンテンツ対応)・Development(100年に1度の変革期→バッテリーEV対応)の頭文字だ。
プレスカンファレンスで紹介された技術は防曇ガラス・防汚+抗菌ガラス、Super UV Cut+IR Cut ガラスとミライモビリティ。
防曇ガラスはその名の通り曇り発生を抑制するガラスで、湿度の高い雨天時や冬の寒い日に威力を発揮する。また、電力を必要としないので電気自動車の電力消費量の抑制にも期待できるという。
防汚+抗菌ガラスは食べ物の油、化粧品、指紋などの拭き取りにくい汚れも簡単拭き取ることができる防汚性と、抗菌性を兼ね備えたガラスで、特に人の手が触れるガラス面に有効。ウィルス感染症対策にも期待が持てるとのこと。
Super UV Cut+IR Cut ガラスは約99&UV(紫外線)カット・IR(赤外線)カット機能を付与したドアガラス。UVカット機能は日焼け防止や皮膚老化の抑制に有効。IRカットは車内温度上昇の抑制に寄与する。
そしてミライモビリティはルーフガラスとサイドガラスに調光ウインドウを、フロントガラスは42インチ級ディスプレイに瞬時に切り換えることができ、今までにない空間を提供する。
日本板硝子がジャパンモビリティショー(旧東京モーターショー)出展したのは30数年ぶりとのこと。今後も新しい技術を積極的にアピールしてもらいたいものだ。