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歩行領域モビリティ「WHILL(ウィル)」のレンタルアプリを初公開、無料で借りられる「WHILL SPOT」を計6ヵ所設置【ジャパンモビリティショー2023】

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歩行領域モビリティ「WHILL(ウィル)」のレンタルアプリを初公開、無料で借りられる「WHILL SPOT」を計6ヵ所設置【ジャパンモビリティショー2023】
WHILLの杉江理社長とWHILLモデルC2(写真左)、WHILLモデルS(写真右)

免許不要の歩行領域モビリティとそのサービスを手掛けるWHILL(ウィル)は「ジャパンモビリティショー2023」東7ホールの次世代モビリティエリアにブースを構え、WHILL導入済み施設で機体のレンタルを予約できるシステムの個人ユーザー向けアプリを初公開した。
[東7・8ホール 小間番号E7407]
REPORT:遠藤正賢(ENDO Masakatsu)
PHOTO:遠藤正賢/WHILL

「すべての人の移動を楽しくスマートにする」をミッションとして掲げるWHILLは、高齢化により今後も飛躍的に増え続けることが見込まれている歩行困難者に向け、歩行領域モビリティをエンドユーザーに開発・販売。

 また、アミューズメントパークやショッピングセンター、空港など「お客様が家族で旅行に出かける先で、移動に不安がある場合に手軽に借りられる『WHILLモビリティサービス』を展開」(WHILLの杉江理社長)している。

「WHILLモビリティサービス」が他のシェアリングサービスと大きく異なるのは、任意の地点間移動(片道の乗り捨て)ではなく、特定の敷地内を周遊する(借りた場所に返す)こと。

「すでに日本にはWHILLを借りられるスポットがあり、北米では10万件のレンタル実績がある」ものの、今回「もっと効率的で使いやすく、もっといろんな方が使えるサービスを作った」のだという。

 その狙いについて杉江社長は、「お客様視点では、普段は車いすを使わないけど外出先で長距離長時間歩くのは辛いという歩行困難者は多い。一方施設側としては、高齢者とその家族への来場策が打てていない、もっと長く施設に滞在してもらいたい、そうした移動をサポートできるシステムを導入したい、という課題があった」と説明している。

世界の歩行困難者数実績/予測グラフ

そうして誕生したエンドユーザー向け予約・利用スマートフォンアプリは、地図から最寄りのWHILL貸出場所や機体を探し、見つかったら半日/1日プランを選択して、返却場所や料金支払方法を確認したら予約完了。当日は貸出場所に行って利用・返却するだけという簡便なシステムになっている。

「WHILLモビリティサービス」のエンドユーザー向けレンタルアプリ(左)と施設向け機体管理システム(右)

なお、今回のジャパンモビリティショー2023では、会場内にWHILLの機体を無料で借りられる「WHILL SPOT」を東7ホール入口と東4・5ホール前通路に設置し10台ずつ配備。

ジャパンモビリティショー2023のWHILL展示エリアおよび「WHILL SPOT」地図

さらには近隣のBMWグループ東京ベイ、日本科学未来館、グランドニッコー東京台場、アクアシティお台場にも「WHILL SPOT」があり、期間中は無料で借りられるので、ぜひ試してみてほしい。

ジャパンモビリティショー2023会場内外の「WHILL SPOT」地図

ジャパンモビリティショー2023:テクノロジーレポート

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